会長挨拶

第29回ハンセン病コ・メディカル学術集会開催にあたって

会長
国立療養所星塚敬愛園長

後藤正道

平成22年に第22回ハンセン病コ・メディカル学術集会を鹿児島市で開催しましたが、それから7年あまり経って再び第29回のハンセン病コ・メディカル学術集会を開催するにあたり、ご挨拶申し上げます。今回のテーマは、敬愛園職員から応募された多数のテーマ案の中から選ばれた「ライフサポート”その人らしく生きる”を支える」にしました。正に私達が現在取り組んでいる、そして深めようとしているテーマです。

我々がお世話をさせていただいている入所者の平均年齢は約85歳になりました。一人ひとりの毎日の生活の中での様々な希望を受け止め、入所者の皆さんが「生きていてよかった」と語り合える施設を私たちは目指していますが、その実現には、ここに集う皆様の力が必要です。

ハンセン病という身体的かつ社会的に大きな障害になる病気を背負い、療養所での長い年月を過ごして来られた方々の、重く深い「自分史」の仕上げに、私達が職員が日々の仕事を通じて関わることができることを誇りとしようではありませんか。

今回の学術集会での発表や聴講を通じて、そして懇親会などでの交流を通じて、明日からの仕事への活力を得ていただければと思い、職員皆で頑張って準備しております。

また、星塚敬愛園は大隅半島の中心部、鹿屋市にあり、一昨年には創立80周年を迎えました。当園の理念は「おだやかで やすらぎのある ほしづか」です。職員は一丸となって、この理念を胸に日々取り組んでおります。

近くには、海上自衛隊鹿屋航空基地や日本最大級のバラ園である「かのやバラ園」があります。特に「かのやバラ園」では、毎年10月下旬から「かのやばら祭り」が盛大に開催され、学術集会の開催時期がちょうど見頃です。広大な敷地に約3万5千本のバラが色とりどりに咲く光景は圧巻です。今回も施設バス見学を計画し、学会会場から桜島フェリーや桜島溶岩道路を経由し、雄大な桜島を間近に観ながら皆様を星塚敬愛園へご案内したいと考えております。

「おだやかで やすらぎのある ほしづか」へ、たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしております。